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学校長挨拶

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校長 大塚 勝之

『日駒の近況報告』

 同窓会の皆様、いつも中学校・高等学校をご支援いただき本当にありがとうございます。
 

 令和4年度についてお知らせします。
 まず生徒募集で、中学は昨年2月入試後、間もない時期から「入試報告会」を開催し、募集広報活動を進めました。六年一貫の教育運営を受験生に広く知って戴けるようになり、初めて200名を超え、216名入学となりました。


 一方、高校でも普通科専一の生徒募集が3年目となり、本校の運営方針が、少しずつ浸透して、高校募集の入学生は41 8 名となりました。内訳は特進コース68名、理数特進コース35名、総合進
学コース238名、文理未来コース77名です。これに六年制コース123名が加わり令和5年度の高校1年生は541名です。


 お陰様で、中高ともに程好い募集結果となりました。今年216名の中学入学生も3年後、高校に進学することになりますので、本校は六年制主体の運営に変わりつつあります。


 教育運営では、4月の入学式は、中高合わせて3部編成で、保護者にも見守って戴き、3年ぶりにほぼ通常の開催に戻り、高校体育祭、高3の北海道への卒業旅行、日駒祭、日本工業大学での中学体育祭、そして、高2の沖縄修学旅行、学校行事をほぼ通常に戻すことができました。行事を戻す過程で、学習だけでなく、学校には生徒ひとり一人が自分らしく活躍できる居場所を見つける行事の大切さも実感しました。


 進路の決定を迎えた高校3年生は、この三年間、限られた条件のなかで、よく頑張りました。進路状況を報告しますと、兄弟校日本工業大学には16名、他大学への進学は、226名で、専門学校に進学する生徒は18名、そして就職の5名、これで合計265名の卒業生です。


 ここで、同窓生の皆さんと共有しておきたいことがあります。それは、令和4年度の創造工学科、理数工学科の卒業生を以て、1907年、明治40年の創立以来115年間続けてきた工業科の運営を終えることです。このことは、3年前、それまでの長い長い検討の末に、辿り着いた結論で、普通科専一校として、運営していくことを決意して、今日に到りますが、本校にとっては、大切な区切りとなるこの日を迎えることになりました。
 

 工業科の輝かしい足跡と別れの悲しみをかみしめながら、新たな歩みを始めたいと思います。
 同窓会のますますのご発展をお祈り致しますとともに今後ともご支援賜りますようよろしくお願い申し上げます。

会誌より(第92号/2023年)

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