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学校長挨拶

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校長 大塚 勝之

『日駒の近況報告』

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 同窓会の皆様、いつも中学校・高等学校をご支援いただき本当にありがとうございます。
 日駒は、4年前思い切って普通科だけの生徒募集にしました。しかし日駒の校風・風土・中味は、以前とまったく変わっていないと思います。ものつくりの楽しさ体験というのは、人間にだけ与えられた固有の特質です。つまり、工業教育占有のものではない。日駒が工業教育専一だったころ、刃物や機械を扱うのは日常ですから、不注意をすると大怪我になる。いいものを創ろうとすればいいかげんなことはできない。つまり“真面目でなければいいものはできない”。それが身体に染みこんでいる、習い性になる。だから気が付かなかったのですが、工業科運営を止めて普通科専一になったとき、私たちは突然はっとしました。真面目でなければいいものはできないとは普通科運営の基本でもある、ということです。真面目でなければ良い教育なんて出来るわけがない、良い教育を目指すなら、まじめにやるしかないではないか、ということです。
 さて、学校の近況を少しお話します。この3月の卒業生は413名で、その進路は、兄弟校日本工業大学には12名、他大学への進学は、371名です。各種専門学校に進学する生徒は25名で、就職は4名でした。他大学の合格結果は、東京科学大学をはじめ、国公立大学に8名、早慶、上智、理科大には17名、GーMARCH66名、日東駒専122名、など、大学進学成果は、間違いなくここ数年、上昇基調にあると思います。生徒の頑張りが一番ですが、教職員みんなで、力を合わせた成果ですので、本当にうれしいです。
 また、入学生については、まず高校入試では、昨年に引き続き、推薦基準を各コースで2ポイント上げて、臨む入試となり、推薦入試では、苦戦しましたが、一般入試で今までで一番の68名の入学となり、全体でも当初予定した募集定員を超えた171名の入学となりました。併設中学からの高校進学生148名を合わせて319名の高校入学生です。
 一方中学校は、2月の入試で、総出願数3269名で、東京・神奈川地域の全私立中学の中で、2番目の数となり、3年連続で200名を超えた224名の入学生となりました。同窓会皆様のご支援でようやく生徒募集も、安定するようになってきました。本当にありがとうございます。
 これからも同窓生の皆様と育んできた本校らしい“真面目さ”を大切にし、時代に合わせた教育にも関心を寄せた運営を心掛けて参ります。
 同窓会のますますのご発展をお祈り致しますとともに、今後ともご支援賜りますようよろしくお願い申し上げます。

会誌より(第94号/2025年)

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