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理事長挨拶

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理事長 柳澤 章

新たな時代へと向かう

 

 この度の能登半島地震により被災された皆様に謹んでお見舞い申し上げます。一日も早い復興をお祈り申し上げます。
 日駒は昨年3月、最後の工業科生が巣立ちました。
 日本の工業の勃興期に、これを担う技術者を育成すべく、先人たちが工学理論と実践的な学びを一体化させた工業教育を開発し、卒業生たちは産業の発展を最前線で支えてきたのです。戦後、駒場の地では最新の装置、設備をいち早く教育に取り入れ、高度化する生産技術にキャッチアップする人材を送り出し、産業界から高い評価を得てきました。それらは全国の工業高校卒業生が集う日本工業大学へと引き継がれ、工学の教育研究、エンジニア育成の新地平を切り拓いて
いったのです。
 この歴史的節目に、115年にわたる工業教育の伝統を讃え、後世に伝えるため、学園関係者によって工業教育の碑が玉龍乃庭に建てられました。本年1月24日には除幕式が執り行われましたことをご報告いたします。
 普通科専一完成年度となった日駒は進学型をさらに推し進めています。先生、職員の方々は東工日駒もちまえの面倒見の良さを大いに発揮し、充実した教育機器を活用しながら生徒の意欲、
学力を伸ばしています。難関大学合格をめざす日駒光風塾も成果を生み出しています。これからも学園を見守っていただき、応援くださいますよう、お願い申し上げます。

会誌より(第93号/2024年)

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